展示情報

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リクエスト展
ウジェーヌ・グラッセ 《マルケ・インク》 1892年 リトグラフ、紙

企画展堺市所蔵 アール・ヌーヴォーとアール・デコのポスター展

19世紀末のフランス、大衆文化が成熟するなかでアール・ヌーヴォーが興ります。しかし、曲線的でしなやかな線を特徴とするこの装飾スタイルの流行は、1900年をピークに次第に終息し、第一次世界大戦を経て、より工業的で幾何学的な造形のアール・デコへと転換してゆきました。

アール・ヌーヴォー期は、リトグラフ印刷の技術革新によって、ポスターにおける豊かな表現が可能となった時代でした。ジュール・シェレ (1836-1932)、ウジェーヌ・グラッセ (1845-1917) や、アルフォンス・ミュシャ (1860-1939) といった作家の台頭は、ポスターが宣伝媒体というだけでなく、鑑賞の対象にまで高められたことを意味しています。
続くアール・デコ期のポスターには、巨匠レオネット・カッピエルロ (1875-1942) の簡潔で近代的なデザインや、ジョルジュ・バルビエ (1882-1932) の描くコルセットから解放された新しい女性像など、両大戦間の不安定な社会情勢のなかで、拡大し多様化する市民生活の諸相が反映されました。また、エコール・ド・パリの画家として人気を博したレオナール・フジタ (1886-1968) も、この時期数点のポスターを制作しています。

本展では、堺市に寄贈された故土居君雄氏のコレクションから、アール・ヌーヴォーとアール・デコのポスターや装飾パネルを中心に、当館初公開の作品を含む約80点を展示します。当時の人々を魅了した洗練されたデザインと、華やかな大衆文化の息吹を感じとっていただければ幸いです。

展示作品一覧終了
開催期間 2010/07/17(土)〜2010/11/14(日)
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