展示情報

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リクエスト展
アルフォンス・ミュシャ
《『装飾資料集』図33》
1902年 リトグラフ、紙(書籍)

企画展デザイナーとしてのミュシャ

1877年、教会の天井画に大きな感銘を受けた17歳のアルフォンス・ミュシャ (1860-1939) は、画家になろうと決心します。幼い頃から絵を描くことが得意であった彼は、宗教画や歴史画といった古典的な絵画を描く画家に憧れて故郷を旅立ち、ミュンヘンやパリの私立アカデミーに学びました。

ヨーロッパの芸術にはルネサンス以来、歴史画を頂点とする伝統的な「ジャンルのヒエラルキー」があり、価値観が変わりつつあった19世紀末においても、古典的で精神的な絵画を描く「芸術家」と産業芸術や工芸など有用なものを手掛ける「職人」の仕事の間には、未だ大きな隔たりがありました。ミュシャは「芸術家」を育てるアカデミーに入学しますが、挿絵画の仕事を経てポスターの意匠で成功を収めます。これは今日でいう商業デザイナーにあたり、伝統的なヒエラルキーに照らし合わせると「職人」的な仕事とされました。少年の日に夢見た「芸術家」とは異なるものの、ミュシャはアカデミーで培った技量を「職人」的な作品に発揮し、時に両者を使い分けながら、伝統に囚われず柔軟に制作活動を行います。

モダニズムへと向かう潮流のなかで高く評価され、アール・ヌーヴォーの指針となったミュシャのデザイン。本展では、約80点の作品を通し、伝統と革新の間で揺れた彼のデザイナーとしてのスタンスと、その仕事に注目します。



【ミュージアムトークのお知らせ】
企画展の内容に関連して、展示室内で学芸員による解説を行います。
日時:2012年4月28日 (土)、5月3日 (木/祝)、27日 (日)、6月16日 (土)
各日14 : 00〜 (20分程度)
ミュシャ館受付前集合
予約・参加費不要 (観覧料のみ別途要)

展示作品一覧終了
開催期間 2012/03/17(土)〜2012/07/08(日)
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