企画展

2023/12/02(土) 〜 2024/03/31(日) 9:30~17:15(入館は16:30まで)   月曜日(休日の場合は開館)、休日の翌日(1月9日・2月13日・3月21日)、 展示替臨時休館日(2月6日、2月7日)、年末年始(12月29日~1月4日)
ミュシャとパリの画塾

ミュシャとパリの画塾

展示概要

教師——画家のもうひとつの顔。

本展の舞台は1900年前後の、パリの画塾。
国籍/性別/年齢/技術を問わないアトリエで、
若き日のミュシャはアカデミズムの巨匠に画を学びました。
やがてポスターで脚光を浴び、装飾画家として活躍する一方、
ミュシャが画塾で次世代にデッサンや構図を教えたことは、あまり知られていません。
生徒の中には、洋画を志す日本人留学生の姿もありました。
自ら手を動かし画を語る、ミュシャの熱き指導。
さあ、あなたも教師・ミュシャの画論に触れてみませんか。

展示構成

第1部 ミュシャ、画を学ぶ 

 Prologue  アカデミズムの巨匠——ローランスとコラン

 Section 01 ミュシャのデッサン——画学生から装飾画家へ

第2部 ミュシャ、画を教える

 Section 02 ミュシャ講座——教室と書物

 Section 03 日本に届いたミュシャスタイル

 Section 04 1901年9月13日(金)——ミュシャと5人の日本人留学生

 Epilogue ミュシャと堺の意外な関係

同時開催

3Fテーマ展示 ミュシャLabo#04「字」
演目名、商品名、キャッチコピー。ミュシャの商業ポスターには絵だけでなく、いろいろな文字が刻まれています。
ミュシャが描いた個性豊かな文字の魅力に注目してみましょう。
ミュシャのレタリングをなぞる体験コーナーも!

 

■企画展「ミュシャとパリの画塾」公式図録販売中
600円(税込)フルカラー20ページ、限定1,000部

 

 

 

 

 

■スマートフォンで聴く 無料音声ガイドのご案内
展示の一部は音声での解説をお聞きいただけます。
展示室入口のQRコードを読み込むだけでご利用が可能です。( アプリのダウンロードは不要です。)
※ご利用の際はご自身のイヤホンをご使用ください。またはスマートフォンのスピーカー音量を絞り、直接耳に当ててご利用ください
※フリーWi-Fiのご利用も可能です。
※Wi-Fi接続以外の通信料はお客様のご負担になります。

■点字解説書の貸出のご案内
当館の主要コレクションについての点字解説書をご用意しております。ご希望の方はスタッフにお声掛けください。

 

Highlight本展のみどころ

【1】画学生/教師としての知られざるミュシャの姿

ミュシャの修業時代、そしてあまり知られていない「教師」としての顔に注目します。

貴重なデッサンや下絵を主役に、ポスターから油彩までパリ時代の多彩な作品をご紹介。

 

【2】ミュシャと師弟の再会がここに叶います

ミュシャの師匠ジャン=ポール・ローランスとラファエル・コランの油彩画を府中市美術館より特別出品。

さらにミュシャから直接指導を受けた日本人洋画家の作品も集結。

 

【3】名言×再現で『装飾資料集』を深掘り

ミュシャ•スタイルの指南書的画集『装飾資料集』を、ミュシャが説いた言葉を手掛かりに読み解きます。

またこの画集の活用法のひとつである「模写」の再現展示も。

 

【4】「ミュシャと堺の意外な関係」を紐解きます

エピローグでは「与謝野晶子とミュシャの共演?」「吉田初三郎はミュシャの孫弟子?」「中村不折と堺の芥子餅(けしもち)?」のトピックで、ミュシャと堺の関係性に注目します。