ミュシャの想い

企画展

2019/03/09(土) 〜 2019/06/30(日) 9:30~17:15(入館は16:30まで) 休館日:月曜日(休日の場合は開館)/ 休日の翌日(3月22日、5月7日)/展示替臨時休館日(5月8日、9日)
ミュシャの想い スラヴ叙事詩への道のり

ミュシャの想い スラヴ叙事詩への道のり

 19世紀末にデザイナーとしてパリで一躍その名を馳せたアルフォンス・ミュシャ(1860-1939)は、1900年にパリで開かれた万国博覧会で数多くの仕事を依頼されます。その中でもボスニア・ヘルツェゴビナ館の壁画の仕事をきっかけとして、ミュシャは祖国チェコの人々の役に立ちたいという想いを強くします。その後アメリカに渡って祖国への貢献を実現するための資金集めを行い、1910年にチェコに帰国します。そして《スラヴ叙事詩》を始めとして、祖国のための作品を数多く制作しました。
 本展ではミュシャの万博以降の作品の変化をたどり、チェコに対する想いを実現した彼の画業後半期の作品を中心にご紹介します。パリ時代の優雅な女性像のポスターが有名なミュシャですが、本展ではグラフィック作品だけではなく、特に大型油彩作品や彫刻、習作など、ミュシャの息遣いを直接感じられる肉筆の作品をお楽しみください。また《スラヴ叙事詩》全20作品の大型画像のプロジェクターによる展示も行います。

Highlight本展のみどころ

第一章では、1900年に開催されたパリ万国博覧会に関連する作品を中心にご紹介します。ミュシャがデザインしたボスニア・ヘルツェゴヴィナ館の壁画の下絵、オーストリア館の宣伝ポスター、そして彫刻作品などをお楽しみください。

第二章では、《クオ・ヴァディス》や《ハーモニー》といった大型作品を含む油彩作品をご覧ください。1900年のパリ万博開催前後からミュシャがチェコに帰国して《スラヴ叙事詩》の制作を始めるまでの期間、新たに取り組んだ作品をご紹介します。

第三章では、ミュシャが1910年にチェコに帰国してから制作したポスターや油彩作品、そして1918年に独立した新国家チェコ・スロヴァキアのためにミュシャがデザインした紙幣や切手、また一連の大作《スラヴ叙事詩》に関連する作品など、ミュシャの画業後期の作品の数々をご紹介します。