2023年11月11日に開催した、トークイベント Sakai Art & Society 第6回の様子をアーカイブ配信中です。
ぜひご視聴ください。
トークイベント
Sakai Art & Society
第6回
次世代の芸術家とともに歩む
—文化施設・公共団体による、これからの若手芸術家育成支援の形を探る—
2000年以降のわが国では、大学機関や文化施設・公共団体において様々な若手芸術家への育成支援事業が実施されてきました。大学機関では2001年から神戸女学院大学で開始した「音楽によるアウトリーチ」講座を始め、近年では2021年に東京藝術大学・桐朋学園大学で実施された「Music Bridge」等、多様な教育プログラムが開発・取り組まれてきました。その背景には社会が芸術に寄せる期待の広がりに加えて、とりわけ若手芸術家を取り巻く社会的環境の変化があります。他方で文化施設・公共団体においても、そうした大学機関の潮流と同調し、時に連携する形で体系的な若手芸術家への育成支援事業を実施してきました。それは文化施設・公共団体が若手芸術家と実際に仕事をする仲間として抱く理念や問題意識に由来しています。今回のトークでは、全国の数ある実践の中から、「とよなかARTSワゴン」「長久手市文化の家創造スタッフ」「堺市新進アーティストバンク」の事例を紹介しながら、現場における若手芸術家育成支援のこれからについて議論を深めていきたいと思います。指定管理事業(豊中)、行政直営事業(長久手)、行政補助事業(堺)という三様の立場から語ることで、広く他市町村の皆様にも参考となれば幸いです。
– 生田 創 So IKUTA
長久手市文化の家館長
– 井上 周 Amane INOUE
豊中市立文化芸術センター 事業統括プロデューサー/広報事業課課長
【モデレーター】
常盤 成紀 Masanori TOKIWA
公益財団法人堺市文化振興財団 事業係長
アーティスト・コーディネーター・キュレーター・研究者・企業・行政関係者等をゲストとして招き、国内外の様々な事例について、堺市の文化施策が目標とする「文化芸術を通じた社会包摂」「文化芸術を通じた社会課題解決」の視点から語るトークイベントです。「子ども食堂」「街づくり」「医療」「教育」などのテーマでシリーズを続けています。
第1~4回も YouTubeでアーカイブ配信中!
第1回[基調トーク]
だれもがコーディネーターになる時代
~堺市が考えるこれからの文化芸術と社会との関係性~
第2回
芸術は教育現場にどう関わってきたのか
~分野を超えて「いままで」と「これから」を考える~
第3回
共に生きる社会をオーケストラで作る
~社会との関わりから生まれる、新しい音楽の形~
第4回
子ども食堂に芸術家がやってくる!
~地域社会で連携・展開する「芸術」と「福祉」~
第5回
演奏するとはなんだろう、聴くとはどういうことだろう
—ミュージック・イン・ザ・ダーク®が開くもうひとつの世界—