サー・サイモン・ラトル指揮 ロンドン交響楽団
第56回大阪国際フェスティバル2018
サー・サイモン・ラトル指揮
ロンドン交響楽団
曲目
バーンスタイン:交響曲第2番「不安の時代」(ピアノ:クリスチャン・ツィメルマン)
マーラー:交響曲第9番 ニ長調
サー・サイモン・ラトル(音楽監督)Sir Simon Rattle, Music Director
リヴァプール生まれ。英国王立音楽院で学ぶ。1980~98年にバーミンガム市響を率いた後(1990年から音楽監督)、2002~18年にはベルリン・フィルの芸術監督兼首席指揮者として活躍、昨年9月よりロンドン響音楽監督を務める。現在に至るまで一貫してクリエイティヴな活動を続け、ベルリン・フィルとは世界中でツアーを行ったほか、教育プログラムを創設するなど新しい分野も開拓し、多くの名誉ある賞を受賞。2013年にはベルリン・フィルとともに、イースター音楽祭の拠点をバーデン=バーデンに移し、様々なオペラを上演。オペラの分野では、ロイヤル・オペラハウスやウィーン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場でも指揮をしている。レコーディングも多く、バーミンガム市響やベルリン・フィルとは70を超える録音をEMI(現ワーナー)に残しており、ロンドン響とはLSOライブから昨年ドビュッシーのオペラ「ペレアスとメリザンド」と、「ラヴェル、デュティユー、ドラージュ」のブルーレイ&DVDが発売された。ウィーン・フィル、ボストン響、フィラデルフィア管をはじめ、世界各地の主要楽団にも客演。1994年にナイト爵に叙せられ、2014年には英国女王よりメリット勲章が与えられている。
ロンドン交響楽団 London Symphony Orchestra
1904年にロンドンの一流音楽家たちによって創設。「多くの人々に素晴らしい音楽を届けたい」という起業家精神のもと、楽団員による芸術的主導権とパートナーシップで自主運営される、英国最高にして世界屈指のオーケストラ。伝統のサウンドをもち、当代一級の演奏家たちと名演を繰り広げている。1982年にバービカン・センターが開館して以来、レジデント・オーケストラとして年間約70回の公演を行い、海外ツアー、LSOセントルークスや地域教育プログラムであるLSOディスカバリーなどでも毎年多くのコンサートを開いている。新しい音楽への取り組みにも積極的で、第一線で活躍する英国の作曲家に定期的に新作委嘱をし、初演している。2017年からラトルが音楽監督を務め、彼はLSOを指揮することを「ピンを少し触るだけで作動する高性能のスポーツカーを運転しているよう」と語る。首席客演指揮者にはノセダとロト、名誉指揮者のプレヴィンを擁し、親しいファミリーのような関係で活動を展開する。教育に深く関わり、メディアでも最先端をいき、自主レーベルの「LSOライヴ」は大成功。「スターウォーズ」などの映画音楽でも有名である。
クリスチャン・ツィメルマン(ピアノ)Krystian Zimerman, Piano
ポーランド生まれ。1975年にショパン国際コンクールに史上最年少で優勝し、一躍世界の音楽界へ。バーンスタイン、カラヤン、ブーレーズ、ジュリーニ、小澤征爾、ムーティら多くの大指揮者と共演。ドイツ・グラモフォンと専属契約し、CDは受賞多数。近年の来日公演はリサイタル・ツアーのほか、クレーメルとのデュオ、チョン・ミョンフン指揮/東京フィルとツィメルマンに捧げられたルトスワフスキのピアノ協奏曲、P.ヤルヴィ指揮シンシナティ響とガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」、ヤンソンス指揮バイエルン放送響(ブラームス:ピアノ協奏曲第1番)などがハイライトとして挙げられる。今年はバーンスタイン生誕100周年を記念し、彼の交響曲第2番「不安の時代」をラトル指揮ロンドン響やベルリン・フィルなどと、ヨーロッパ各地およびアジアで演奏を続けている。
公演内容紹介
◆イギリスの指揮者で、2002年からベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者兼芸術監督を務めるサー・サイモン・ラトルと、イギリスの名門オーケストラ、ロンドン交響楽団の日本ツアー。
ラトルのベルリン・フィルにおけるラトルの任期は2017-2018年シーズンまで。2017年9月にロンドン交響楽団(LSO)の音楽監督に就任しており、LSOを率いての来日ツアーは今回が初となる。
◆指揮者・作曲家・教育者として数多くの偉業を遺したバーンスタインは、2018年の今年、生誕100周年を迎える。バーンスタインは3曲の交響曲を作曲。1949年に完成した交響曲第2番「不安の時代」はウィスタン・ヒュー・オーデンの長編詩『不安の時代』に基づいた協奏的な作品。初演は1949年、クーセヴィツキー指揮ボストン交響楽団、ピアノ独奏はバーンスタイン本人だった。今回の独奏はトップ・アーティストの一人、クリスチャン・ツィメルマンが務める。ツィメルマンはバーンスタインとたびたび共演したゆかりのアーティストだ。
大阪国際フェスティバルは2017年7月、バーンスタインの問題作「ミサ」を国内23年ぶりに上演。「ミサ」は大阪文化賞などを受賞した井上道義と大阪フィルハーモニー交響楽団の受賞対象公演の一つとなった。1971年にワシントンD.C.で世界初演された「ミサ」で表現した“現代人の信仰の危機”というテーマは、20年以上前の作品「不安の時代」においても根幹であり、バーンスタインが一貫して追求したテーマであることがわかる。
◆バーンスタインは“マーラー・ブーム”の火付け役としても知られる。バーンスタインが1985年9月3日にフェスティバルホールでイスラエル・フィルを指揮したマーラー9番は“空前絶後の歴史的名演”と語り継がれており、関西在住の音楽ファンにとって忘れられない一夜だったはず。
マーラーを愛してやまなかったバーンスタインが作曲した交響曲と、伝説の名演の記憶が呼び起されるマーラー9番の2曲。このクラシック・ファン垂涎のカップリングは大阪公演のみで実現する。
【動画】
PR動画
https://youtu.be/NgxuOpdCatQ
マエストロ・ラトルの日本ツアー用コメント動画
◆YouTube
https://youtu.be/PIVkOVgYRzA
◆大阪国際フェスティバルのブログで公開
http://www.blog-osakafes.com/report/20180823.html
◆大阪国際フェスティバルのFBで公開
会場 |
その他 フェスティバルホール |
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堺市民WEB先行(抽選) | ◆sacayメイトに登録いただいている堺市在住の方が対象 入金方法:クレジットカード、セブンイレブンのみ |
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チケット料金(全席指定・税込) | S席29,000円/A席24,000円/B席19,000円/C席14,000円/D席9,000円/BOX席34,000円/バルコニーBOX席(2席セット)58,000円/学生3,000円 |
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プレイガイド | チケットぴあ 0570-02-9999【Pコード:110-158】 |
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堺市文化振興財団チケット取扱いについて | 一般発売日2018年4月29日(日)10:00 ◆堺市民割引販売について(期間限定・窓口販売のみ)
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ご予約・公演に関するお問い合わせ | フェスティバルホール チケットセンター 06-6231-2221(10:00〜18:00) フェスティバルホール オンラインチケット (要事前登録) |
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主催 | 朝日新聞文化財団、朝日新聞社、大阪国際フェスティバル協会、フェスティバルホール |
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共催 | 堺市、堺市文化振興財団 |
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協賛 | 朝日放送グループホールディングス、京都銀行、大和ハウス工業、凸版印刷 |