企画展
終了

物語を彩る ミュシャと挿絵の世界

2018/07/14(土)〜2018/11/11(日) 09:30〜17:15
休館日:月曜日(休日の場合は開館)/ 休日の翌日(7月17日、9月18・25日、10月9日)/ 展示替臨時休館日(9月4日、5日)

 

 アール・ヌーヴォーを代表する芸術家として広く知られているアルフォンス・ミュシャ(1860-1939)は、活動初期のころから生涯にわたって多くの挿絵を手がけてきました。特にまだ無名であったころは挿絵画家として生計を立てていたことが知られています。

 物語をよく理解し、独自に咀嚼されたミュシャの挿絵は文学的な内容を昇華し、ドラマチックに、そして装飾によって美しく視覚化されています。

 本展覧会ではミュシャが彩る物語の「挿絵」に焦点をあて作品をご覧いただきます。またミュシャの個人コレクターであり貴重な資料も多く蒐集されている尾形寿行氏のコレクションから当館では初公開となる書籍や雑誌などを展示いたします。ミュシャが生涯にわたって関わり続けてきた創作の「原点」ともいうべき挿絵に注目し、初期から晩年までを通して表された物語を彩るミュシャの挿絵をご紹介します。

会場

堺 アルフォンス・ミュシャ館

住所: 〒590-0014
大阪府堺市堺区田出井町1-2-200
ベルマージュ堺弐番館2F~4F

TEL: 072-222-5533

FAX: 072-222-6833

○3F、4F、堺 アルフォンス・ミュシャ館 

○2F玄関、チケットカウンター、ショップ

入場料

一般

個人:500円

団体:400円



高校生・大学生

個人:300円

団体:240円



小学生・中学生

個人:100円

団体:80円

 

主催

公益財団法人 堺市文化振興財団

堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市立文化館)

お問合せ

堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市立文化館)

〒590-0014 堺市堺区田出井町1-2-200 

ベルマージュ堺弐番館2F~4F 

TEL: 072-222-5533 FAX: 072-222-6833 (平日 午前9時30分~午後7時)

第1章では、ミュシャがパリで売れっ子デザイナーになる以前に手がけた書籍の挿絵を中心にご紹介します。続く第2章では、ミュシャの初期挿絵の傑作『白い象の伝説』の書籍や下絵の数々を展示しています。写実性とミュシャ独自のデザイン性が表れ始めた時期の作品をお楽しみください。第3章では、ミュシャがパリでポスター画家として成功し、チェコへ帰国した後にも描き続けた書籍や雑誌の挿絵を中心にご紹介しています。ミュシャ独自の解釈を反映した『主の祈り』やスラヴの民族的な要素を取り入れた挿絵など、ミュシャの画業後期の作品をお楽しみください。
 また大型油彩作品《ハーモニー》や《ウミロフ・ミラー》、彫刻《ラ・ナチュール》など、世界有数のミュシャコレクションも併せて展示しています。