アルフォンス・ムハ モラヴィアン・ドリーム!
パリのチェコ人・ムハがかなえた夢
プラハの日本人・林由未が届ける夢
19世紀末のパリをポスターで虜にしたAlfons Muchaは、日本ではチェコ語読みのムハよりもフランス読みの“ミュシャ”で親しまれています。
本展では、パリで活躍しながらも「芸術の力でチェコとスラヴ民族の団結に貢献したい。」という壮大な夢を実現していくムハの姿を追いかけます。どのように夢が芽生え、どのような表現となって叶えたのか、作品の中に散りばめられた夢のカケラを探しながら、ムハのチェコへの想いにもせまります。
さらに今回、ムハの夢とプラハの日本人作家の夢が重なります。人形劇の国チェコのプラハを拠点に国内外で活躍する人形作家林由未が本展のために新作を制作。ムハの作品から導かれた先に広がる人形たちの世界もご体感ください。
チェコへの熱い想いを貫いたアルフォンス・ムハと人形劇の国チェコで挑戦し続ける人形作家・林由未、時代を超えた2人の芸術家の夢の世界をご堪能ください。
林 由未 Yumi Hayashi
プラハ在住。人形劇舞台美術家・人形作家
横浜市出身。大学時代から、独自に人形制作を開始。舞台上での表現をより学ぶため、チェコ共和国に渡り、チェコ国立美術アカデミー人形劇学部舞台美術科大学院にて、ペトル・マターセクに師事。現在フリーの作家として活動。
展示構成
Section 1 パリの夢
パリ時代の個展に見立てた展示空間でパリを魅了したムハの多彩な作品をご覧いただきます。
Section 2 覚醒のパリ万国博覧会‐目覚めた先の夢
自身のルーツに向き合うきっかけとなった1900年パリ万国博覧会で手がけたボスニア・ヘルツェゴビナ館の壁画の大型下絵をご覧ください。
Section 3 高まるチェコシック‐夢を叶えたい場所
作品の舞台はチェコへ。ミュシャが描いた民族衣装を着た少女の版画や油彩画と合わせて国立民族学博物館所蔵の本物のチェコの民族衣装をお楽しみください。
Section 4 プラハの夢‐林由未が届ける人形の世界
人形劇舞台美術家/人形作家・林由未がミュシャの作品にインスピレーションを得て制作した新作で時代を越えた2人の芸術家の交流をお楽しみください。
Section 5 夢を実現したムハ・スタイル
《スラヴ叙事詩》の大連作で夢を叶えたムハ。スラヴ叙事詩の実演とも言える、ヴルタヴァ川で上演予定だったムハプロデュースの幻のパフォーマンス「同胞のスラヴ」のパネル展示など、故郷チェコでの作品をご紹介します。
特別テーマ展示「夢見るヒヤシンス姫とくるみ割り人形の世界」
林由未が2019年から携わる阪急うめだ本店クリスマスショーウィンドーから2021年の「くるみ割り人形」を再編成して展示。
ムハが描いた同じく夢の世界を舞台にしたチェコの物語「ヒヤシンス」姫を起点に人形の夢の世界へ誘います。
★スマートフォンで聴く 無料音声ガイドのご案内
展示の一部は音声での解説をお聞きいただけます。
展示室入口のQRコードを読み込むだけでご利用が可能です。( アプリのダウンロードは不要です。)
※ご利用の際はご自身のイヤホンをご使用ください。またはスマートフォンのスピーカー音量を絞り、直接耳に当ててご利用ください。 ※フリーWi-Fiのご利用も可能です。
※Wi-Fi接続以外の通信料はお客様のご負担になります。
★点字解説書の貸出を行っております。ご希望の方はスタッフにお声掛けください。
会場 |
堺 アルフォンス・ミュシャ館
住所:
〒590-0014 TEL: 072-222-5533 FAX: 072-222-6833 |
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観覧料 | 〇一般510円 〇高校・大学生310円 〇小・中学生100円
※小学生未満、堺市内にお住まいの満65歳以上の方、障がい者手帳をお持ちの方と介助の方は無料
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主催 | 公益財団法人堺市文化振興財団、堺 アルフォンス・ミュシャ館 *本企画展は大阪府芸術文化振興事業の助成事業です。 |
後援 | 在堺チェコ共和国名誉領事館、堺市教育委員会
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協力 | Arts and Theatre Institute、チェコセンター東京、OGATAコレクション、国立民族学博物館、日本玩具博物館
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お問い合わせ | 堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市立文化館) TEL:072-222-5533 FAX:072-222-6833
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① チェコ在住の人形作家・林由未とムハのコラボレーション!
② チェコスロヴァキア時代の民族衣装が国立民族学博物館からやってきます!
③ ミュシャがプロデュースした幻の水上劇の貴重なイメージスケッチをご紹介!