トマシュ・リッテル ピアノ・リサイタル ~第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール優勝者を迎えて
はがき…2019/5/20(月)必着
※抽選結果発表:5月29日(水))
本日のアンコール曲
(1)カロル・クルピンスキ ポロネーズ ニ短調
K.Kurpinski Polonez d-minor
(2)ヤン・H・ヴォジーシェク ソナタ op.20より スケルツォ
J.H.Vorišek Sonata op.20 ”Scherzo”
2018年、「第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール」がワルシャワで開催された。
ピリオド楽器による演奏を普及させることを目的に、今後5年ごとに開催されるこの大会は、歴史ある「ショパン国際ピアノコンクール」と同じ国立ショパン研究所が主催する。
記念すべき第1回の優勝者を迎えてフェニーチェ堺でピリオド楽器のリサイタルを開催!
ピリオド楽器とは古楽器ともいわれ、楽曲が作曲された当時の様式を持った(当時使われていた)楽器のことを指す。
ピアノの場合は18~19世紀中ごろの様式のものはフォルテピアノと呼ばれ現代のピアノ(モダンピアノ)と区別されている。そもそもピアノが発明されたのは、西暦1700年頃のことで、イタリア人の鍵盤楽器製作家クリストーフォリが弦をハンマーで打つ仕組みを考案し自在にフォルテ(強)もピアノ(弱)も出せるようになったことが今日ピアノと呼ばれている楽器の始まりであった。
ちょうどその発明から300年を経た西暦2000年、堺でクリストーフォリの復元楽器の制作に成功したのが、フォルテピアノ修復家 山本宣夫さんである。数十台に及ぶ、フォルテピアノ ヤマモトコレクションから今回は、ショパンの愛したピアノ プレイエル(Pleyel 1846年製)を借用し、「第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール」優勝者トマシュ・リッテルのリサイタルを開催する。
(フォルテピアノ ヤマモトコレクションの所在地:「スペース クリストーフォリ 堺」 堺市東区大美野)
プログラム
ショパン :ポロネーズ 第1番 嬰ハ短調 op.26-1
ポロネーズ 第2番 変ホ短調 op.26-2
シューマン:幻想小曲集 op.12
ショパン :ポロネーズ 嬰ト短調
マズルカ 嬰ト短調 op.33-1
マズルカ ニ長調 op33-2
マズルカ ハ長調 op.33-3
マズルカ ロ短調 op.33-4
ショパン :ソナタ 第3番 ロ短調 op.58
出演
〈ピアノ〉 トマシュ・リッテル Tomasz Ritter
1995年ポーランドのルブリン生まれ。2008年ワルシャワのシマノフスキ国立音楽学校にてイリーナ・ドンブロフスキに師事、優秀な成績で卒業した。
2014年9月からモスクワ音楽院に留学し、ミハイル・ヴォスクレセンスキー教授にピアノを、アレクセイ・リュビモフ教授にピアノとフォルテピアノを、マリヤ・ウスペンスカヤとアレクセイ・シェフチェンコにチェンバロを学んでいる。
2018年ワルシャワで開催された第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールで1位。リッテルはこのほかポーランドのビドゴシュチで開催された第9回アルトゥール・ルービンシュタイン記念若いピアニストのための国際コンクール(2011年)やエンシェデのコンクール(2010年)で1位、プラハ(2010年)のコンクールでは「若いピアノの才能賞」を受賞した。2012年にはスウプスクで開催された第46回ポーランドピアノ音楽祭青年の部で優勝。
リッテルはほかにもヴィクトル・メルシャーノフ、タチヤーナ・シェバノワ、ヴェラ・ノジーナ、アヴォ・クユムジャン、マルコム・ビルソン、アンドレアス・シュタイアー、トビアス・コッホのマスタークラスに参加している。
ポーランド国内や海外の音楽祭に参加し、ポーランド放送交響楽団、シンフォニア・ヴァルソヴィア、18世紀オーケストラ、プラハのマルティヌー・カルテットやチューリッヒのストラディヴァリウス・カルテットと共演している。
会場 |
フェニーチェ堺(堺市民芸術文化ホール) 小ホール
住所:
〒590-0061
詳細はコチラ↓ ※会場の駐車場はご利用いただけません。公共交通機関をご利用ください。 |
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参加方法など | 当選者のみご参加いただけます。
【応募方法】 ② はがきでの応募 ※sacayメイト・はがきが重複して当選することはございません。
公演当日、 |
主催 | 堺市、フェニーチェ堺 |
協力 | スペース クリストーフォリ 堺 フォルテピアノ ヤマモトコレクション |
お問い合わせ | フェニーチェ堺(堺市民芸術文化ホール) TEL:072-228-0440 |