「まちなかワークショップ」では、堺市内の子ども食堂でアーティストとともにワークショップを開催しています。
1月9日は、堺市西区のいづはまスマイル食堂さんにお邪魔して、ブロックプリントワークショップを実施しました。

講師は、向井詩織（むかい・しおり）さん。
いつもの食堂の様子とは違った雰囲気にそわそわとしていた子どもたちでしたが、向井さんのデモンストレーションのあとは、真剣にスタンプを押していました。
スタンプの角で短い線を押してみたり、顔料が混ざってグラデーションになっていったり…押していくうちにどんな模様にしたいか、どんどん発想が広がっていく、というところもこのワークショップの醍醐味です。

実は、今回の布は、堺市のSDGsプラットフォームを通じて市内の企業、比楽紡績株式会社さまよりご寄附頂きました。
顔料もしっかりと乗り、子どもたちの作品が見る間に仕上がりました！

この後はみんなで作品鑑賞です。
グループに分かれ、「これはどんな形に見える？」「ビルみたい、たくさん窓がある」「笑っているみたい」などなど…最初はみんな恥ずかしかった様子ですが、みんなで話すと色んな見え方が出てきます。

向井さんのブロックプリントやインドでのお話も聞かせてもらえました。
男性のみの工房で働く向井さんの活動、実際に使っている木版（もくはん）、ラクダのうんちで布を洗うこと…子どもたちがブロックプリントに触れ、夢中になった一日でした。