2021年3月21日(日)にフェニーチェ堺で本番を迎えるミュージカル、「自由への道標」。
歌手・役者・ダンサーの3部門でそれぞれオーディションを突破した市民出演者たちが、プロの演者に混じって2,000席の大ホールで舞台を踏むという壮大なプロジェクトが、いよいよ動き出しました!
10月17日と18日に行われた初稽古の様子をレポートします。
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17日の歌手チームに続き、翌18日に集まった役者チーム。
劇団に所属するベテラン陣や演劇学校に通う男子学生、かつて演劇部に所属していた女性など、さまざまな経歴の方々がフレッシュな緊張感を漂わせて注視するなか、演出家の桝井先生が物語の背景のレクチャーから稽古をスタートさせました。
ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校演劇科で演出術を学び、現在大学で教鞭をとる桝井先生。
この日の指導の中心は、舞台独特の身体の使い方や所作について。
たとえば、疾走するシーンでは両の太ももを上げてステップを踏むのではなく、その場で足を後方に大きく跳ね上げなければ走っているように見えないとか、ナイフとフォークで上品に食事をする場面では両脇を絞めて顔は動かさず、肘から上だけを上下させて食べ物をゆっくりと口に運ぶとか、見ているだけで思わず試してみたくなる動きを、ユーモアを交えながら教えてくれました。
頬を上気させた役者チームがスタジオを後にして、最後に登場したのはかわいいダンサーチーム。
小学生が8人に中学生が1人加わった、総勢9人チームです。
振付指導は宝塚歌劇団出身で数多くのミュージカルに出演した、ありす未来先生。
一人ひとりに優しく声をかけて緊張を解きほぐしながら、次第にメンバーの気持ちをのせていきます。
とにかく動き続ける、ありす先生。
物怖じせずに堂々とダンスする子や、モジモジしながらも懸命に付いていこうとする子、踊りながらずっと楽し気に笑みを浮かべている子など、9人9様のダンサーたち。
ほとんどがジャズダンスやバレエなどの経験者ですが、レッスン終盤でありす先生が教える「アフリカンダンス」特有の動きには、少しとまどっているようでした。
伸び代たっぷりなハツラツダンサーたちに、大いに期待しましょう!
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次回は第2回の稽古風景をレポートします。約2週間の自宅練習でどのような変化が起きるのか、それとも起きないのか?
乞うご期待!
⇒前回の稽古場レポートはこちら
2020/11/01 (日)
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